エヤシ遺跡(読み)エヤシいせき(英語表記)Eyasi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エヤシ遺跡」の意味・わかりやすい解説

エヤシ遺跡
エヤシいせき
Eyasi

東アフリカタンザニアのエヤシ湖南岸にある遺跡で,1934,39年に,L.コール・ラルセンによって人類の頭骨片 200片以上 (3個体ほど) が発見された。初めこれはアフリカントロプス・ニャラセンシス (アフリカントロプス) と命名されたが,今日では単にエヤシ人と呼ばれている。これらの人骨に伴って動物の骨や石器が発見されている。石器は発達したルバロア型と呼ばれるもので,東アフリカの編成でいう中石器時代早期にあたる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android