エレファンティン(その他表記)Elephantine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エレファンティン」の意味・わかりやすい解説

エレファンティン
Elephantine

エジプトアスワンのナイル第1急流の北にある細長い島。現ジャリラトアスワン。古代エジプトの上エジプトにおける第1ノモス首都があった。エジプトの南端にあったため,古王国時代 (前 2686頃~2181頃) から軍事上,交易上重要な役割を果した。島には第 18,19王朝の王たちが建造したクヌム神殿跡が存在する。新王国時代 (前 1567~1085頃) にはヌビアの支配地となったが,サイス朝時代 (前 644頃~525) に再びエジプトの辺境要塞となった。また末期王朝時代 (前 1085頃~525) からアケメネス朝ペルシア時代 (前 525~335) を通じて,ユダヤ人の軍事植民がここに定着した。

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