改訂新版 世界大百科事典 「オクラホマシティ」の意味・わかりやすい解説
オクラホマ・シティ
Oklahoma City
アメリカ合衆国オクラホマ州中央部にある同州の州都。人口53万1324(2005)。同州最大の都市で,政治,経済,商業,工業の中心地。1928年に発見された石油地帯の中にあり,州議事堂の付近にも油井がある。石油が主産物で,油田用施設機械,航空機,電気機械などの製造業がある。周辺は農業地域であり,大規模な家畜置場,肉缶詰工場,綿工場もある。1889年4月22日,インディアン領土の中央部が白人に開放されると,自営農地を求める1万人の人々が殺到して形成されたのがオクラホマ・シティである。1910年に州都となった。州歴史博物館,カウボーイ博物館,州議事堂,動物園などが観光の場所となっている。
執筆者:菅野 峰明
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報