オメガ計画(読み)オメガけいかく(その他表記)Options for Making Extras Gain of Actinides and Fission Products

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オメガ計画」の意味・わかりやすい解説

オメガ計画
オメガけいかく
Options for Making Extras Gain of Actinides and Fission Products

日本の原子力委員会放射性廃棄物対策専門部会が 1988年 10月にとりまとめた「群分離・消滅処理技術研究開発長期計画」の通称。再処理から発生する高レベル放射性廃棄物中の長寿命核分裂生成物核反応で消滅させて処分を効率化し,さらにそこに含まれる白金族などの有用元素の資源化などを目指す。日本の提案に基づき,経済協力開発機構原子力機関 OECD/NEAにおいてもこの分野における情報交換の国際協力が行なわれ,これもオメガ計画と呼ばれることがある。国際協力には,日本のほかに,ベルギーカナダフランスドイツイタリアオランダスペインスウェーデンスイスイギリス,アメリカが参加している。

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