コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

オーストラリア=ニュージーランド経済緊密化協定 オーストラリア=ニュージランドけいざいきんみつかきょうていCloser Economic Relations and Trade Agreement between Australia and New Zealand

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オーストラリア=ニュージーランド経済緊密化協定
オーストラリア=ニュージランドけいざいきんみつかきょうてい
Closer Economic Relations and Trade Agreement between Australia and New Zealand

オーストラリアとニュージーランドタスマン海をはさんだ貿易 (タスマン貿易) を活発化させ,自由貿易地帯を形成する目的で両国が締結した経済協定で,両国では一般に CER (Closer Economic Relations) として知られる。 1982年 12月締結 (発効は 83年1月) 。当初 95年を目標としていたが,88年の合意により,90年7月1日より商品貿易の自由化を実施,今後はサービス貿易の分野へと徐々に拡大する予定である。しかし両国の経済規模が小さく,輸出産品が競合するなど貿易の相互補完性はあまり高くないことから,世界貿易に与える影響は小さい。両国の類似性から経済の一体化をすべきだとの意見は第2次世界大戦前より存在していたが,自由貿易圏構想として具体化していったのは 1960年代であり,1966年より実施された関税の段階的削減はその第一歩であった。現在では北米自由貿易圏の形成や東南アジア自由貿易圏構想を前に,オーストラリアとニュージーランド両国はアジア太平洋経済圏で新たな対応を迫られつつある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

硫黄山(いおうやま)

標高1317メートルの活火山で、火口は登山者に人気のある韓国(からくに)岳(1700メートル)の登山道沿いにある。硫黄の結晶が鉱山で採れたため、硫黄山と呼ばれるようになったという。直近の噴火は1768...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android