オーブ県(読み)オーブ(英語表記)Aube

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オーブ〔県〕
オーブ
Aube

フランス北東部,シャンパーニュアルデンヌ地域 (レジオン) の県。セーヌ川上・中流域,パリ盆地南東部にある。県都トロア。北西部は乾燥シャンパーニュ地方で,白亜層を基盤とする不毛の丘陵地帯であったが,現在はマツの植林,農法改善による穀類,牧草栽培などにより,景観も変った。この丘陵地内の広い谷には集落が集中し,牧畜を主産業としている。南西部,トロア南西方の地域はオート地方の湿潤で森林の多い石英岩質粘土におおわれた低い丘陵地。 12世紀以来開拓された地方であるが,現在はむしろ植林が盛んで農地は減少。この2つの地域の北東部および東部は湿潤シャンパーニュ地方で沼地と森林が多く,ウシなどの飼育が行われる。この低地の南東は石灰岩層から成り,ケスタ地形を示す小山地で,集落はこれを横切るセーヌ川,オーブ川の谷筋に集中し,人口希薄な森林地帯を形成する。工業はトロア地区のメリヤス工業が主。面積 6004km2。人口 28万 9207 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

一代年寄

相撲界に大きな功績を残した力士に認められる年寄のことで,理事会が決定する。日本相撲協会にある 105の年寄名跡のほかに,力士名がそのまま年寄名とされる。資格は本人1代かぎりで,定年または廃業すれば自然...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android