カスイ岐部(読み)カスイきべ

世界大百科事典 第2版の解説

カスイきべ【カスイ岐部】

1587‐1639(天正15‐寛永16)
聖地パレスティナを訪問した最初の日本人。霊名ペドロ。豊後出身。有馬のセミナリヨに学びイエズス会の同宿となり,1614年(慶長19)追放の宣教師らとマカオに赴く。志を立て,インド,パレスティナ経由でローマに至る。20年11月司祭叙階後にイエズス会に入る。30年ルバング島経由で坊ノ津に着き長崎より東北に潜入,38年仙台藩領水沢に潜伏し同年末ないし翌年初め捕らわれて江戸送りとなり,7月拷問死した。【五野井 隆史】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

大学入試センター試験

国立大学の共通第1次学力試験制度は、1979年度に導入された。入学試験を第1次と第2次とに分け、第1次試験は大学入試センターが共通学力試験を実施。第2次試験は各大学がきめ細かな入学者選抜を行うことを目...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android