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カルボキシペプチダーゼ carboxypeptidase

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カルボキシペプチダーゼ
carboxypeptidase

膵臓や小腸粘膜から分泌される酵素で,蛋白質やペプチドのC末端 (カルボキシル末端) のアミノ酸を切り離す働きをする。膵臓からプロカルボキシペプチダーゼの形で分泌され,それが十二指腸でトリプシンまたはエンテロキナーゼによって活性化されて本酵素となる。中性および酸性アミノ酸に働く酵素A (酵素番号 3.4.2.1) と,リジンやアルギンに特異的に働く酵素B (酵素番号 3.4.2.2) の2つの型がある。そのほか,あるアミノ酸に選択的に作用する金属酵素が動物や微生物にある。

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栄養・生化学辞典の解説

カルボキシペプチダーゼ

 ペプチド鎖のカルボキシル末端から順次アミノ酸を遊離するペプチド結合加水分解酵素.代表的な酵素に膵臓の分泌するカルボキシペプチダーゼA[EC3.4.17.1]やカルボキシペプチダーゼB[EC3.4.17.2]がある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典内のカルボキシペプチダーゼの言及

【消化酵素】より

… 唾液の中にはデンプン分解酵素である唾液アミラーゼ,胃液中にはタンパク質分解酵素であるペプシンがあり,酸性の環境ではたらく。膵液中にはデンプン分解酵素として膵アミラーゼ,タンパク質分解酵素としてトリプシン,キモトリプシン,カルボキシペプチダーゼ,エラスターゼなど,脂肪分解酵素としてリパーゼ,ホスホリパーゼなどがある。これらは中性ないし弱アルカリ領域ではたらく。…

【タンパク質分解酵素(蛋白質分解酵素)】より

…酵素分子の活性中心の違いによって以下の四つに分類される。セリン残基を活性中心に含むセリンプロテアーゼ(トリプシン,キモトリプシンなど),システイン残基を含むチオールプロテアーゼ(パパインなど),酸性アミノ酸を活性中心に含む酸性プロテアーゼ(ペプシンなど),補酵素として金属イオンを含む金属プロテアーゼ(カルボキシペプチダーゼAなど)である。酵素のもつ分解作用に従って分類することもできる。…

※「カルボキシペプチダーゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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