カンティーガ(その他表記)cantiga

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンティーガ」の意味・わかりやすい解説

カンティーガ
cantiga

13世紀スペインの抒情歌曲。アルフォンソ 10世が編纂させた歌曲集『聖母マリアのカンティーガ集』が最も有名。そのなかには四百余曲が収録されており,内容はほとんどが聖母マリアの賛歌で,ガリシア方言によって書かれている。旋律は多くの点でフランストルバドゥールの歌曲に類似している。また写本挿絵には当時の楽器が描かれ,中世楽器史の貴重な資料でもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む