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カンボジア包括和平 カンボジアほうかつわへい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カンボジア包括和平
カンボジアほうかつわへい

国連の監視下でカンボジア紛争を完全に解決すること。 1978年 12月のベトナムによるカンボジア侵攻に端を発したカンボジア紛争は,背景に中ソ対立,中越対立があるため,長期泥沼化した。しかし冷戦の終結,中ソ和解などの環境激変が和平への契機となり,国際的にはベトナム撤退や反ベトナムゲリラへの中国の軍事援助停止,国内的には内戦停止から総選挙を通じた新生カンボジアの再建という包括的政治解決が模索されるにいたった。東南アジア諸国連合 ASEAN,オーストラリアなどの一連の準備的工作を経て,91年 10月,国連安保理常任理事国による和平提案 (いわゆる P5提案) をベースにパリ包括和平協定が成立した。カンボジア諸派の合議体で同国主権の象徴である最高国民評議会 SNCと協力しつつ国連カンボジア暫定統治機構 UNTACが停戦監視,武装解除,難民帰還,総選挙などを実施,カンボジア再生をはかる壮大な構想である。 93年5月,UNTACの監視の下に総選挙が実施された。

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