ガブリエッラ トゥッチ(英語表記)Gabriella Tucci

20世紀西洋人名事典 「ガブリエッラ トゥッチ」の解説

ガブリエッラ トゥッチ
Gabriella Tucci


1929.8.4 -
イタリアのソプラノ歌手。
ローマ生まれ。
優れた声楽教師で後に夫となったレオナルド・フィローニに学び、1951年テアトル・ジーリオで初舞台を踏む。’52年スポレートのコンクールで優勝し、ベニアミーノ・ジーリと共演する幸運を得て一躍イタリア各地の歌劇場で活躍する。’59年イタリア歌劇団の一員として来日し大成功を収め、その評判がイタリアにも伝わりミラノのスカラ座やサンフランシスコ歌劇場、ロンドンのコベント・ガーデン王立歌劇場でデビューし、さらに’60年メトロポリタン歌劇場でもデビューする。豊かな声量と輝かしい音色で世界各地の歌劇場で活躍する。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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