キノグナツス(その他表記)Cynognathus

改訂新版 世界大百科事典 「キノグナツス」の意味・わかりやすい解説

キノグナツス
Cynognathus

爬虫類の単弓亜綱Synapsidaに属する哺乳類様爬虫類の1属。古くは獣弓目(獣窩目)Therapsidaに入っていたが,新目テロサウリアTherosauriaのキノドン下目Cynodontiaに含まれる。三畳紀初期に栄え,南アフリカではキノグナツス帯を作る。アルゼンチンにも同じように栄えた時期がある。食肉性で,犬歯が大きく,切歯と頰歯は区別される。頰歯には複数の咬頭がみられる。頭骨口蓋部に二次口蓋がある。指は各足とも5本ある。足はあまり長くないが,腹を地面につけることなくしっかりと体を持ち上げて歩いた。尾はかなり長い。全体の大きさは大型のイヌないしオオカミほどのものである。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 長谷川

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む