普及版 字通 「キュウ(キウ)(漢字)」の読み・字形・画数・意味
14画
(異体字)
9画
[説文解字]
[字形] 形声
声符は求(きゆう)。〔説文〕四下に字をに作り、「角の皃なり」とし、「詩に曰く、(じくわう)其れたり」と〔詩、小雅、桑〕の句を引く。また字をに作り、〔詩、魯頌、水〕に「角弓其れたり」とみえる。は紐などの糾纏する形。求は裘の初文で、獣皮を巻きこむような形。ともに、ねじけまがる意があり、声義に通じるところがある。
[訓義]
1. 角のまがったさま。
2. 弓をしぼり、またゆるめ、彎曲し、またたるむかたち。
3. 強くねじてひきしぼるかたち。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 マガル・カヒ 〔立〕 サカヅキ・カヒ・マガル
[語系]
()・・()gyu、樛()kyuは声義近く、みな曲戻・糾纏の意をもつ語である。
[熟語]
角▶・▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報