キュドネス・デメトリオス(英語表記)Kydōnēs Dēmētrios

世界大百科事典 第2版の解説

キュドネス・デメトリオス【Kydōnēs Dēmētrios】

1324ころ‐1397か98
ビザンティン後期の神学者,人文主義者。カバシラスの弟子。テッサロニケ生れ。皇帝ヨアンネス5世パライオロゴスの宰相としてローマ教会との合同工作に当たった。ラテン語を学び,アウグスティヌス,トマス・アクイナスの著作をギリシア語に翻訳し,東方神学に大きな影響を与えた。ラテン神学に傾倒したため,当時の神秘主義神学に敵対し,反グレゴリオス・パラマス派として活躍した。【森安 達也】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

在職老齢年金

就業している高齢世代にも一定の年金を支給する制度。2004年の年金改正で、就労を阻害せず、働くことに中立な仕組みにするため、60歳代前半の人には厚生年金(定額部分も含む)の一律2割カットの仕組みを廃止...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android