改訂新版 世界大百科事典 「カバシラス」の意味・わかりやすい解説
カバシラス
Nikolaos Kabasilas
生没年:1320ころ-91ころ
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ビザンティン帝国末期の神秘主義の思想家。没年を1371年とする説もある。テサロニケの富裕の家に生まれ、ヨハネス6世Johannes Ⅵ Cantacuzenus(在位1347~1354)の退位後、テサロニケ大主教に就任した。東方正教会で行われた静寂主義(ヘシカスム)の論争では、アトス山の修道士を擁護したが、彼自身はより穏健な思想をもっていた。主著『キリストにある生活』Peritēs en Christō Zōēsは、洗礼、按手(あんしゅ)、聖餐(せいさん)の三秘蹟(ひせき)によりキリストとの霊的結合の可能性を解明した。また、『神的典礼の解釈』Ermēneia tēs thesias leitourgiasは、ヨーロッパ神秘思想史上の名著である。
[田口貞夫 2018年2月16日]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新