キョウ(ケウ)・さけぶ・うたう(漢字)

普及版 字通 の解説


13画

[字音] キョウ(ケウ)
[字訓] さけぶ・うたう

[説文解字]

[字形] 会意
(きょう)+欠(けん)。は架屍の象。方も架屍の象で、はそれに頭顱(とうろ)(されこうべ)を加えた形。これを殴(う)つ形のは、辺徼(へんきよう)における祭梟(さいきよう)(首祭)の儀礼で、そのとき祈り叫ぶ声をという。〔説文〕八下に「謌(うた)ふなり」とするが、尋常の詠歌の意ではなく、叫呼して呪詛すること。それで〔説文〕にまた「讀みて呼の(ごと)くす」という。

[訓義]
1. さけぶ、さけびいのる。
2. いのりうたう。
3. 呼子笛の類。

[声系]
〔説文〕に「欠に從ひ、の省聲」とするが、は祭梟の行為を示し、はその呪詛の声をいう。すべてに従って、その声義を承ける字である。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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