キージ島の木造教会(読み)キージとうのもくぞうきょうかい

百科事典マイペディア 「キージ島の木造教会」の意味・わかりやすい解説

キージ島の木造教会【キージとうのもくぞうきょうかい】

ロシアの北西部,カレリア地方に位置するオネガ湖に浮かぶ小島キージ島にある木造教会。18世紀に建てられた22のタマネギ形の屋根が重なって上にのびる高さ37mのプレオブランジェスカヤ教会と隣接して建つ鐘楼ポクロフスカヤ教会が特異な姿を見せている。また島内には14〜18世紀に建てられたロシアの伝統的木造建築が移築されていて,島全体が景観保存区に指定されている。1990年世界文化遺産に登録。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android