ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「木造建築」の意味・わかりやすい解説
木造建築
もくぞうけんちく
wooden building
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出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…第1に,西欧様式の移植が前近代の日本的伝統に対するなんらの顧慮も評価も伴わずに達成されたこと,すなわち伝統を完全に無視した地点に新しい文明が接木されたこと,そして第2に,近代建築の成立期には日本もまた過去からの〈分離〉をうたうのであるが,その過去というのは,明治時代の移植が創造を伴わない安易な模倣の姿勢に終始したことを指すのであって,ここでも日本的伝統に対してどのように対処するかという視点は欠落したままであったこと。こうしたことの結果として,日本の木造建築の伝統は建築家の意識の外で生き残る一方,近代建築の成立・発展の途上で様式上の行きづまりが自覚されると,日本的個性をよみがえらせるものとして,つねに伝統が想起されるという現象が生じた。1890年代には早くも木造建築の技法によって造られた公共建築が出現する。…
…しかし日本で始められたものもあり,また細部の取扱い,曲線の性質,意匠の洗練さなどの面で,日本独自の様式をつくっている。日本古来の木造建築のうちでも,社寺建築はながく建築界の主流を占め,その構造もまた和風木構造のなかで最も高度な技術をもつものへと発達した。
【一般的特徴】
社寺建築は,煉瓦造,石造のように多くの部材を積み重ねて骨組みをつくるのではなく,垂直に立つ柱と,これを水平につなぐ材がそのおもな骨組みとなる。…
…これは土間床のみの中国と板敷床の発達した日本の民家の性格を兼ね備えたものともいえよう。 朝鮮の木造建築に最も多く使用されている木材はアカマツで,日本のヒノキやスギのような良材は得られない。アカマツには大材が少なく,樹脂を多く含み,屈曲材が多いために加工精度が悪いなどの欠点がある。…
※「木造建築」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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ボース統計に従う粒子。ボース粒子ともいう。スピンが整数の素粒子や複合粒子はボソンであり,光子,すべての中間子,および偶数個の核子からなる原子核などがその例である。またフォノンやプラズモンのような準粒子...