…北側が北極圏に接する火山島で,面積は北海道の1.24倍である。
[自然]
島は大西洋中央海嶺が珍しく海面上に現れたもので,中央構造帯には溶岩を出す割れ目(ギャウgjá),火山,噴気,温泉,地震などが多く,これを境に東・西の土地は年平均約1cmずつ離れており,海洋底拡大説の標式地である。1973年1月南沖のヘイマエイ島東部に夜半突如として北東~南西方向の割れ目が生じ,噴石ついで溶岩が流れ出したため,住民5200人が一時本土に避難した。…
※「ギャウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...