ギャラント・スタイル(その他表記)gallant style

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ギャラント・スタイル」の意味・わかりやすい解説

ギャラント・スタイル
gallant style

音楽様式の一つ。優美様式,すなわち 18世紀前半から,バロック重厚,荘重な多声音楽に反発して現れたホモフォニー軽快,明瞭で優美な音楽が示す特色総称。 F.クープラン,G.テレマン,G.ペルゴレージらによって代表される。

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世界大百科事典(旧版)内のギャラント・スタイルの言及

【ロココ音楽】より

…ロココは本来美術史・建築史上の様式概念であるが,音楽史でも18世紀初頭から1770年代にかけての,後期バロックから前古典派におけるフランスおよびドイツを中心とする一様式を指す。艶美様式(ギャラント・スタイル)やドイツの多感様式もこれに含まれる。ロココ様式の特徴としては,比較的簡潔な和声,歌謡性と断片動機の反復に富む旋律法,概して小規模な形式,狭い範囲における対比が強調される強弱法,豊かで変化に富む装飾法などが挙げられる。…

※「ギャラント・スタイル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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