重厚(読み)ジュウコウ

デジタル大辞泉の解説

じゅう‐こう〔ヂユウ‐〕【重厚】

[名・形動]人や事物の性質・状態などが重々しくて落ち着いていること。どっしりしていること。また、そのさま。ちょうこう。「重厚な人柄」「重厚な作品」
[派生]じゅうこうさ[名]

ちょう‐こう【重厚】

[名・形動]じゅうこう(重厚)

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大辞林 第三版の解説

じゅうこう【重厚】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
(態度・人柄・外見などが)重々しく、落ち着いている・こと(さま)。ちょうこう。 「 -な語り口」 「 -な文体」
[派生] -さ ( 名 )

ちょうこう【重厚】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
じゅうこう(重厚)」に同じ。 「君のやうな-な人間から見たら/行人 漱石

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精選版 日本国語大辞典の解説

かさね‐あつ【重厚】

〘名〙 刀身に厚みがあり、反(そり)を打って棟(むね)に角度を持っていること。また、その刀。
※諸国鍛冶寄(1614頃か)「鍛は月山の如くにて、刃こみたれかさねあつに庵中正銘也」
※人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)初「腰に帯せる一刀は、〈略〉重(カサ)ね厚(アツ)なる古刀の名作」

じゅう‐こう ヂュウ‥【重厚】

〘名〙 (形動)
① 物が、重くて厚みがあること。また、そのさま。
※暦象新書(1798‐1802)中「其質重厚なるが故に、分子相引の力も強し」
② 事物の状態、性格などが重々しく厚みのあること。どっしりして篤実なこと。落ち着いて実直なこと。また、そのさま。
※文華秀麗集(818)中・賦得漢高祖〈仲雄王〉「絳侯重厚者、劉氏遂安寧」
※子規の画(1911)〈夏目漱石〉「其処に重厚(ヂュウコウ)な好所があるとすれば」 〔史記‐高祖本紀〕

ちょう‐こう【重厚】

〘名〙 (形動) =じゅうこう(重厚)
行人(1912‐13)〈夏目漱石〉塵労「君のやうな重厚(チョウコウ)な人間から見たら」

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