クック氏(読み)クックし

世界大百科事典 第2版の解説

クックし【クック氏】

10世紀,中国の支配から初めて自立したベトナムの土豪。曲氏とも書く。ベトナムは前110年,漢の武帝の南越遠征後,約1000年にわたって中国の直接支配におかれた。唐代では交州(ハノイ)に安南都護府が設置され,雲南の南詔,中部ベトナムのチャンパのおさえとなっていたが,唐末906年以降,在地土豪のクック・トゥア・ズー(曲承裕)が,907年にはクック・ハオ(曲顥)がベトナム北部を治める静海軍節度使に任じられた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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