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中原 ちゅうげんZhong-yuan; Chung-yüan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中原
ちゅうげん
Zhong-yuan; Chung-yüan

古代中国の中心地域で,転じて中国とか天下の意。古代中国文化が繁栄した周とその封建諸侯の地域をさし,異文化をもつ民族を周辺の東夷西戎南蛮北狄などの蔑称と対比させて用いた。黄河中流域で現在の河南山東省西部,河北山西省南部,陝西省東部であったが,時代とともに拡大され,南北朝には黄河下流域も入り,宋,元,明では揚子江流域の江南に対して華北一帯を呼ぶ。

中原
なかばる

佐賀県東部,みやき町北部の旧町域。脊振山地南斜面および佐賀平野東部にある。 1971年町制。 2005年北茂安町,三根町と合体し,みやき町となる。早くから開けた地で,古墳や古代遺跡がある。米作,畜産が行なわれる。第2次世界大戦後,東に隣接する鳥栖市に続いて工業化が進み,機械,自動車部品などの工場が進出。古社綾部八幡神社がある。

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デジタル大辞泉の解説

ちゅう‐げん【中原】


野原の中央。
辺境に対して、天下中央の地。また、天下。
政権を争う場。また、競争の場。
中国で文明の興った黄河中流域の平原地帯をいう。現在の河南省山東省山西省大部分と、河北省陝西(せんせい)省の一部。

なかはら【中原】[地名]

神奈川県川崎市の区名。中心の小杉は、江戸から平塚市中原に至る中原街道宿駅として発達

なかはら【中原】[姓氏]

姓氏の一。
平安時代以来、清原氏とならぶ明経道(みょうぎょうどう)の博士家。南北朝時代から押小路氏を称した。
[補説]「中原」姓の人物
中原淳一(なかはらじゅんいち)
中原親能(なかはらちかよし)
中原中也(なかはらちゅうや)
中原悌二郎(なかはらていじろう)
中原佑介(なかはらゆうすけ)

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百科事典マイペディアの解説

中原【ちゅうげん】

中国の華北平原一帯をいう。もと周の畿内と漢族諸侯の封地のあった地域をさし,山東省西部,河北省,河南省,山西省南部,陝西省東部を含む黄河中下流域である。文化・経済の最も発達した中心地で,ここの主権を握ることが中国の制覇と同じに考えられ〈中原に鹿(ろく)を逐(お)う〉という言葉が生まれた。
→関連項目開封河南[省]函谷関漢水城子崖遺跡中華人民共和国平型関

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世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうげん【中原 Zhōng yuán】

中国古代文化の中心で,漢民族発展の根拠となった地域。今日の河南省を中央に東は山東省の西部,西は陝西省の東部にわたる,黄河中下流域の平原をさす。春秋戦国時代には周の王都がその中心に位置していたので,中原を制すれば天下を取ることができると考えられた。成語の〈中原に鹿を逐(お)う〉とは天下を争奪する謂である。のち漢民族の勢力が四方に伸び,とくに南方に発展してからも,中原は民族の故郷の地として重視せられた。

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大辞林 第三版の解説

ちゅうげん【中原】

〔広い野原の中央、の意〕
中国の黄河中流域を中心とした地域。殷いん・周など中国古代文明の発祥地。のち、漢民族の発展に伴い、華北一帯をさすようになる。
(辺境や蛮国に対して)天下の中央の地。
覇権を争う場。また、競争の場。
碁盤の、隅・辺を除いた天元周辺の広いところ。
[句項目] 中原に鹿を逐う

なかはら【中原】

姓氏の一。平安時代以来の廷臣中原氏は、本姓は十市宿禰とおちのすくね。一〇世紀末中原と改姓、さらに朝臣あそんを賜った。清原氏と並んで代々外記の職を世襲し、局務に携わる一方、明経みようぎよう道の博士家として家学を伝えた。南北朝以後は押小路おしこうじ氏を称した。

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日本の地名がわかる事典の解説

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世界大百科事典内の中原の言及

【河南[省]】より

…4地区,13地級市,25県級市,91県からなり,省都は鄭州市である。中国の古代地理書である〈禹貢〉(《書経》の中の一編)には九州の一つとして予州とみえ,ほぼ天下の中央に相当するので中州または中原ともよばれた。もともと河南とは黄河の南岸に近い洛陽地方を意味し,中国文化発生地の一つである。…

【吹上[町]】より

…中世には伊作は伊作荘に,永吉は日置南郷に属し,ともに島津氏の直轄領として栄えた。江戸時代には伊作荘は伊作郷,日置南郷は永吉郷となり,伊作郷の中原には島津氏の居城亀丸城が置かれ,城下町として栄えた。基幹産業は農業で,稲作,タバコ,野菜栽培を主とし,養豚,ポンカン栽培も行われる。…

※「中原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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