クンドゥーズ(英語表記)Kundūz

改訂新版 世界大百科事典 「クンドゥーズ」の意味・わかりやすい解説

クンドゥーズ
Kundūz

アフガニスタン北部,同名州の州都。人口10万8000(1988)。以前は森林におおわれた湿地帯で,〈死にたければクンドゥーズへ行け〉という諺(ことわざ)があったが,1935年に製綿会社が設立されてから発展した。製綿会社は綿実油,陶器,ホテルの部門ももち,この国有数の大企業である。南につらなるバグラーンプリ・フムリーとともに工業地帯を構成している。タジキスタンとの国境までわずか60kmという位置からも,重要性は大きい。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android