ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クート」の意味・わかりやすい解説 クートAl-Kūt イラク東部,ワーシト県の県都。バグダードの南東約 150km,チグリス川本流と,南流してユーフラテス川に注ぐガッラーフ川が分流する地点に位置し,チグリス川にのぞむ。アッバース朝時代には河港として繁栄。以後チグリス川の流路の変化で衰退したが,現在の流路への復帰と,両大川を結ぶ運河の開発によって再生した。周辺に灌漑用水を供給し,麦類,ナツメヤシなどを集散する。バグダード-バスラ間の鉄道・道路が通る。人口7万 3022 (1985推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by