ワーシト県(読み)ワーシト(その他表記)Wāsit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワーシト県」の意味・わかりやすい解説

ワーシト〔県〕
ワーシト
Wāsit

イラク中央東部,イラン国境を接する県。県都はクート。以前はクート県といったが,ウマイヤ朝の古都ワーシト遺跡があることから県名を変えた。全体的に平坦で,チグリス川が県の中部北西から南東に貫流している。ほとんど耕地で,灌漑されているところもあり,米,ミレット (雑穀) ,ナツメヤシが主要作物である。県都クートにはチグリス川の調節堰があり,分流ガッラーフ川が県南を灌漑している。面積1万 7153km2人口 60万 5700 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android