グラゴル文字(読み)グラゴルもじ(その他表記)Glagolitic alphabet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グラゴル文字」の意味・わかりやすい解説

グラゴル文字
グラゴルもじ
Glagolitic alphabet

9世紀にギリシアのキリスト教伝道者キュリロスとメトディオスが考案したとされるアルファベット。大部分ギリシア文字を母体とする。キリル文字と並んで古期教会スラブ語表記に用いられた。その後もスラブ圏西部のカトリック影響が強い地域で 17世紀頃まで用いられていたが,ローマ字に取って代わられた。近代以降はアドリア海沿岸地方の一部でスラブ典礼に用いられることがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 メトディオス

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む