グラムの行列式(読み)グラムのぎょうれつしき(英語表記)Grammian determinant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グラムの行列式」の意味・わかりやすい解説

グラムの行列式
グラムのぎょうれつしき
Grammian determinant

グラミアンともいう。 m 次元空間の n 個のベクトル x1x2,…,xn について,その内積 i 番目と j 番目の xixjaij を第 ij 列成分として作った n 次の行列式を,与えられた n 個のベクトルのグラムの行列式という。ここで2次のときは x1x2 による平行四辺形面積の2乗,3次のときは x1x2x3 による平行六面体体積の2乗になる。一般にグラムの行列式が0に等しいのは,n 個のベクトル xi1次従属の場合,かつそのときに限る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android