グリース試薬(読み)グリースシヤク

デジタル大辞泉 「グリース試薬」の意味・読み・例文・類語

グリース‐しやく【グリース試薬】

亜硝酸または亜硝酸イオンの検出に用いられる試薬微量の亜硝酸イオンと反応し、赤色を呈する。ドイツ出身の科学者ヨハン=グリース考案

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化学辞典 第2版 「グリース試薬」の解説

グリース試薬
グリースシヤク
Griess' reagent

P. Griess(グリース)によって考案された亜硝酸および亜硝酸イオンの検出,定量用の試薬.種々の改良された試薬があるが,現在使用されている一例は,スルファニル酸0.5 g を希酢酸150 mL に溶解した溶液と,α-ナフチルアミン0.1 g を水20 mL と希酢酸150 mL に溶解した溶液を混合したもので,微量の亜硝酸イオン(1 ppm 以下)と反応して赤色を呈する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報