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亜硝酸 あしょうさん nitrous acid

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

亜硝酸
あしょうさん
nitrous acid

化学式 HNO2 。無機亜硝酸塩に酸を作用させて得られるが,溶液中でのみ存在する淡青色の弱酸。水中では迅速に酸化窒素と硝酸に分解する。3HNO2→2NO+H3O++NO3-リチウム,ナトリウム,カリウム,カルシウム,ストロンチウム,バリウム,銀と安定なをつくり,またアルコール類と反応しエステル RONO (Rはアルキル基) を形成する。

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デジタル大辞泉の解説

あ‐しょうさん〔‐セウサン〕【亜硝酸】

水溶液としてだけ存在する弱酸。分解しやすく、加熱すると一酸化窒素を発生して硝酸になる。化学式HNO2

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百科事典マイペディアの解説

亜硝酸【あしょうさん】

化学式はHNO2水溶液としてのみ存在する一塩基酸亜硝酸塩の希水溶液に冷却しながら酸を加えるか,硝酸に一酸化窒素を通じて得られる。無色。あたためると分解し,空気によって酸化されて硝酸となる。

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栄養・生化学辞典の解説

亜硝酸

 HNO2 (mw47.01).弱酸性の液体.不安定な酸で,アミンと反応してヒドロキシ化合物を作るため変異原性がある.

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世界大百科事典 第2版の解説

あしょうさん【亜硝酸 nitrous acid】

希薄な溶液状態でのみ知られる一塩基酸。化学式HNO2。亜硝酸バリウムに硫酸を加え,沈殿する硫酸バリウムを濾別すると得られる。 Ba(NO2)2+H2SO4―→2HNO2+BaSO4↓(固体)また,硝酸に一酸化窒素を作用させても得られる。弱酸で,解離定数K=6×10-6(25℃)。亜硝酸水溶液は不安定で,加熱すると次のように急激に分解する。酸化,還元の両作用を有し,たとえば酸性水溶液中でヨウ化物イオンIと反応してヨウ素I2を遊離し(酸化作用),過マンガン酸塩には逆に酸化されて硝酸イオンNO3となる。

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大辞林 第三版の解説

あしょうさん【亜硝酸】

弱い一塩基酸。水溶液の状態でのみ存在する。化学式 HNO2 加温すると容易に分解し、硝酸と一酸化窒素になる。酸化剤としても還元剤としても作用する。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

亜硝酸
あしょうさん
nitrous acid

窒素のオキソ酸の一つ。水溶液および蒸気としてだけ存在する。化学式HNO2 式量47.02。気体分子はHONOの折れ線型構造。水溶液は弱い一塩基酸で、亜硝酸バリウムと希硫酸、亜硝酸銀と塩酸などを低温水溶液中で反応させ、沈殿を濾別(ろべつ)して水溶液として、または一酸化窒素と二酸化窒素の等容混合物を氷水に溶かして得られる。温めると一酸化窒素と硝酸を生ずる(可逆反応)。酸化剤としても還元剤としても働く。強い酸化剤によって硝酸に酸化され、ヨウ化物によって一酸化窒素に、二酸化硫黄(いおう)によってヒドロキシルアミンに、また亜鉛によってアンモニアに還元される。亜硝酸は有機アミンと反応させてジアゾニウム塩の合成に用いられる。[守永健一・中原勝儼]

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