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グレガリナ グレガリナ〈ラテン〉Gregarina

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グレガリナ
ぐれがりな
[学]Gregarina

原生動物のアピコンプレックス門胞子虫綱グレガリナ亜綱真グレガリナ目に属する単細胞動物の属名。ゴキブリハサミムシコオロギなどの昆虫の腸管に普通に寄生している。成熟した生殖母体は一般に大きく、生活史上もっとも目だち、150~400マイクロメートルに達し、こけし形で、先、前、後の3節に分かれている。特別な運動器官はないが、滑走運動が特徴的である。2個の生殖母体による連接を経てガメント(内部で有性生殖のみられる嚢子(のうし))をつくり、その中で有性生殖の結果、8個のスポロゾイトを蔵するオーシスト(接合子嚢――接合子が膜に包まれたもの)を形成する。このオーシスト(種虫(しゅちゅう))を宿主が摂取すると、腸管内でオーシストから脱出したスポロゾイトは、上皮細胞に固着して栄養型となり、これが生殖母体に移行してのち、腸管壁を離脱する。グレガリナ・ブラッタラムG. blattarum、グレガリナ・オバアタG. ovata、グレガリナ・クネアータG. cuneataなどの種がある。[小山 力]

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