嚢子(読み)ノウシ(その他表記)cyst

翻訳|cyst

デジタル大辞泉 「嚢子」の意味・読み・例文・類語

のう‐し〔ナウ‐〕【×嚢子】

シスト

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「嚢子」の意味・わかりやすい解説

嚢子
のうし
cyst

包嚢,被嚢子,被嚢体ともいう。原生動物において,体表に膜をかぶって休眠的な状態になったもの。外界の不利な状態,乾燥高温,寒冷から守るため生活史の一時期休眠するためのもの,またそれが配偶子形成体であるもの,接合子であるもの,胞子の形成体であるものなどいろいろの種類がある。ミドリムシ (ユーグレナ) などが遊泳期ののちに一斉に水面に浮んで休眠するなどはその一例である。

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