コバタン(読み)こばたん(英語表記)lesser sulphur-crested cockatoo

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コバタン」の意味・わかりやすい解説

コバタン
こばたん / 小巴旦
lesser sulphur-crested cockatoo
[学] Cacatua sulphurea

鳥綱オウム目オウム科の鳥。スラウェシセレベス)島から小スンダ列島に分布する6亜種があり、嘴(くちばし)と足の黒い白色オウム類中では小形の種である。全長約35センチメートル。羽冠は立てるとやや上に反り黄色、翼と尾の内側および頬(ほお)も黄色を帯びる。雄は虹彩(こうさい)が黒く雌では赤いため雌雄は区別され、また雌はやや小形である。亜種の一つコキサカオウムは多少大形で、羽冠が橙黄(とうこう)色をしている。飼い鳥とされるがじょうぶで、幼鳥からならすと人語もまねる。

黒田長久

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android