ザントマイヤー反応(読み)ザントマイヤーはんのう(その他表記)Sandmeyer reaction

改訂新版 世界大百科事典 「ザントマイヤー反応」の意味・わかりやすい解説

ザントマイヤー反応 (ザントマイヤーはんのう)
Sandmeyer reaction

芳香族ジアゾニウム塩を銅(Ⅰ)塩を用いてハロゲンシアンCN,チオシアンSCNなどの基で置換する反応

1884年ドイツのザントマイヤーT.Sandmeyerにより見いだされた。ジアゾニウム基を官能基Y(ハロゲン,シアン,チオシアン)で置換したことになっており,アニリンを出発物質として,ハロゲン化ベンゼン,ベンゾニトリルなどの合成法として,工業的にも一般に広く利用されている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 友田

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザントマイヤー反応」の意味・わかりやすい解説

ザントマイヤー反応
ザントマイヤーはんのう
Sandmeyer reaction

芳香族ジアゾニウム塩のジアゾ基をハロゲン化銅 (I) やシアン化銅 (I) と反応させてハロゲンやシアンなどの基に変える反応。スイスの化学者 T.ザントマイヤーが発見した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

化学辞典 第2版 「ザントマイヤー反応」の解説

ザントマイヤー反応
ザントマイヤーハンノウ
Sandmeyer reaction

[別用語参照]ジアゾ反応

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む