シェル・オイル(英語表記)Shell Oil Company

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シェル・オイル」の意味・わかりやすい解説

シェル・オイル
Shell Oil Company

アメリカ合衆国の総合石油会社。ロイヤル・ダッチ・シェル・グループが約 60%の株式を所有するアメリカの子会社として,グループと同グループのユニオン・オイルの資産を統合し,持株会社シェル・ユニオン・オイルとして 1922年設立。1923年セントラル・オイル,1929年ニューイングランド・オイル,1934年ライオン・オイルなどを吸収して原油採掘,精製分野に進出,1949年現社名に変更。1959年子会社シェル・ケミカル,シェル・デベロプメントを合併して石油化学分野へ進出,1960年代以降も石油関連企業を吸収して発展。事業内容は原油生産・精製・販売,天然ガス生産のほか,アルコール,ケトン溶剤,グリセリン,化学中間製品,エチレン樹脂プラスチックなどの化学製品の生産で,この分野では国内石油会社のトップ。1984年ロイヤル・ダッチ・ペトロリアムが全株式を保有することになり,ロイヤル・ダッチ・シェル・グループの傘下に入った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android