シカリベツ(読み)しかりべつ

日本歴史地名大系 「シカリベツ」の解説

シカリベツ
しかりべつ

漢字表記地名「然別」のもとになったアイヌ語に由来する地名。本来は河川名であったが、コタン名としても記録されている。天保郷帳には「トカチ持場」のうち「シカリベツ」とみえ、当地一帯は近代に入り然別しかりべつ村に包含された。仮名表記は「シカリベツ」(「渡島筆記」、玉虫「入北記」、島「入北記」、「戊午日誌」報十勝志、板本「東蝦夷日誌」など)が多いが、「シカリヘツ」(「場所境調書」「廻浦日記」・報十勝志)もあり、「東蝦夷地場所大概書」の「蝦夷小屋ありて蝦夷住居致也」とされる四〇ヵ所のうちに「しかり別」の表記でみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む