名人(読み)メイジン

デジタル大辞泉 「名人」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「名人」の意味・読み・例文・類語

めい‐じん【名人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一芸一道をきわめた人。技芸にすぐれて名を知られた人。評判の高い人。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「彼既天下名仁也。適参向」(出典:吾妻鏡‐文治二年(1186)四月八日)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐柳子厚墓誌銘〕
  3. 江戸時代、囲碁または将棋の最高位者に与えられた称号段位は九段であった。現在は選手権の一つとなっているが、囲碁・将棋とも選手権保持者は最高の地位に位されている。
    1. [初出の実例]「をかし、男有けり。名人の碁打へ石直されに行きけり」(出典:仮名草子・仁勢物語(1639‐40頃)上)

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普及版 字通 「名人」の読み・字形・画数・意味

【名人】めいじん

名徳の人。〔呂覧、勧学人は學に疾(おもむ)くに生ず。學に疾かずして能く魁士(くわいし)名人と爲るは、未だ之れ嘗(かつ)てらざるなり。

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