シデロメレイン(英語表記)sideromelane

岩石学辞典 「シデロメレイン」の解説

シデロメレイン

最初ワルターシャウゼンはシチリアパラゴナイト凝灰岩の中に発見された黒いガラス状物質に与えられた名称鉱物と考えられたが[Waltershausen : 1853],後にピーコックはこの物質は水を含まない新鮮な均質な玄武岩ガラスと定義した[Peacock : 1926].このガラスは薄片では淡緑色または明茶色で,タキライト(tachylyte)がほとんど不透明なのとは異なる.これは玄武岩熔岩が海底または氷河底の条件で急冷した際の生成物である[Tomkeieff : 1983].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android