シャオシャン(韶山)灌漑区(読み)シャオシャンかんがいく(英語表記)Shaoshan guanqu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

シャオシャン(韶山)灌漑区
シャオシャンかんがいく
Shaoshan guanqu

中国華中地方,フーナン (湖南) 省中部の丘陵地に広がる灌漑区。シヤン (湘) 江の支流リエン (漣) 水に 1960年に建設されたシュイフーミヤオ (水府廟) ダムを水源とする。 65年着工し,67年完成。全長 240kmに及ぶ3本の幹線水路から 202本の支線が分れ,さらに多数の小水路,末端水路が引かれている。 193の電力灌漑ステーションがある。灌漑面積はシヤンタン (湘潭) 盆地を中心に5万 4000haに及ぶ。都市用水,工業用水としても利用され,小規模な発電所もある。耕地の拡大,反当収量の増大に役立っているが,特に水稲二期作の普及がめざましい。幹線水路は小船が航行できる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android