( 1 )従来シャボンの語源はポルトガル語とされてきたが、近年、スペイン語説が出され、有力となってきている。またサボンという語形も存するが、これはポルトガル語が語源である。
( 2 )この語は江戸時代にはよく用いられたが、明治時代以降、文章語であった「石鹸」が次第に口頭語として使われるようになったため、現代語では「シャボン玉」の形で残る程度である。
…溶液に松やに,グリセリンなどを混ぜるとさらにあざやかな色を放つ。シャボンはセッケンを意味するポルトガル語のサボンsabãoが語源で,16世紀に日本へ渡来した。広く世界で行われてきた遊びで,イギリスの化学者ボイズC.V.Boysの《シャボン玉とその原理》(1902)という本もある。…
…とくに南フランスを中心とした香料工業の発達とともに発展し,さらに16世紀の繊維工業の興隆からその需要が増大,とくにN.ルブランのソーダ製造法の発明と相まって,19世紀初頭からフランスを中心とした近代化学工業の一つの基盤をなした。日本へはすでに室町時代にポルトガル人によりもたらされており,ポルトガル語のサボンsabãoがなまったシャボンという名称が長く用いられてきた。工業的製造は1871年(明治4)手工業の形態で始まったが,以後油脂工業の発達と関連しつつ,硬化油,グリセリンをも生産する総合的な工業として発展を続けた。…
※「シャボン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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