シュテファン=ボルツマン定数(読み)シュテファン=ボルツマンていすう(英語表記)Stefan-Boltzmann constant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

シュテファン=ボルツマン定数
シュテファン=ボルツマンていすう
Stefan-Boltzmann constant

シュテファン=ボルツマンの法則に現れる比例定数記号はσ。

σ=2π5k4/15h3c2=5.67032×10-8W/m2・K4

ただし hプランク定数c は真空中の光速度kボルツマン定数。前式はプランクの放射式から導き出される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のシュテファン=ボルツマン定数の言及

【シュテファン=ボルツマンの法則】より

…すなわち,E=σT4。比例定数σはシュテファン=ボルツマン定数と呼ばれ,ボルツマン定数をk,プランク定数を2πで割ったものをħ,真空中の光速度をcとして,σ=π2k4/60ħ3c2=5.67032J/m2・s・K4である。ET4に比例することは1879年にJ.シュテファンが述べたものであるが,その根拠は,熱した白金線の出す全放射エネルギーが1200℃では525℃のときの11.7倍になるというJ.ティンダルの実験(1875)にあり,事実,絶対温度を用いると(1473K/798K)4が11.7に近くなるのだった。…

※「シュテファン=ボルツマン定数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android