シリコーングリース(読み)しりこーんぐりーす(その他表記)silicone grease

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シリコーングリース」の意味・わかりやすい解説

シリコーングリース
しりこーんぐりーす
silicone grease

シリコーン油にリチウムせっけん通常のせっけんはナトリウムせっけんである)を加えたものをいい、真空実験用シール材として用いる。

垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のシリコーングリースの言及

【ケイ素樹脂(珪素樹脂)】より

…メチル基の一部をフェニル基で置きかえると耐熱性が向上し蒸気圧も低くなるので,高温絶縁油や真空ポンプ油に適する。シリコーン油にステアリン酸ナトリウムなどを混和した加工品がシリコーングリースで,揮発性が少なく凝固点が低いので,高真空用グリース,航空機の点火栓用グリースなどに用いられる。(2)シリコーンゴム 高分子量(重合度2000以上)のポリジメチルシロキサンはゴム状の固体となる。…

※「シリコーングリース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む