日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジャララバード」の意味・わかりやすい解説 ジャララバードじゃららばーどJalālābād アフガニスタン東部、ナンガルハル州の州都。カイバー峠の西方クナル川とカブール川の合流点に位置する。人口15万4200(2001推計)。首都カブールとパキスタンのペシャワルを結ぶ交通路線上にあり、古くはアレクサンドロス大王や唐代の僧玄奘(げんじょう)が通り、19世紀のアフガン戦争時にはイギリス軍の拠点となった。標高600メートルで気候が温暖のため、米、ミカン、サトウキビなどを産し、製糖工場がある。南東8キロメートルに仏教遺跡ハッダがある。[勝藤 猛] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例