日本大百科全書(ニッポニカ) 「セリア油田」の意味・わかりやすい解説 セリア油田せりあゆでんSeria Oil Field 東南アジア、ボルネオ島北岸のブルネイ王国西部にある油田。マレーシアのサラワクとの国境近くに位置する。 1929年に発見され、31年から採油が開始された。良質の原油を産し、一時は年産500万トンに達したが、すでに最盛期は過ぎたといわれる。国内向けの小量だけがセリアの精油所で精製され、大部分はサラワクのミリ油田に近いルートンまでパイプラインで運ばれている。首都バンダル・スリ・ブガワンとの間に国道が通じる。[別技篤彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例