セントキルダ島(読み)セントキルダとう(英語表記)Saint Kilda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セントキルダ島」の意味・わかりやすい解説

セントキルダ島
セントキルダとう
Saint Kilda

イギリス,スコットランド西方の大西洋沖にある三つの小島からなる島群。外ヘブリディーズ諸島中部の北ユーイスト島の西約 70kmにあり,イギリス最西端をなす。最も大きいハータ島は,長さ約 5km,幅約 3kmの岩石島で,最高点は 400mをこえる。先史時代より人が住んでいたが,1930年に最後住民 35人が引き揚げてしまい,その後無人島。イギリス第1の海鳥の生息地で,特に世界最大のカツオドリ繁殖地として知られ,自然保護区に指定されている。 1986年世界遺産の自然遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android