日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
ソウル仁川国際空港
そうるいんちょんこくさいくうこう
Seoul Incheon International Airport
韓国(大韓民国)の国際空港。首都ソウルの西方約52キロメートルの仁川(じんせん/インチョン)に位置する。2001年3月に、仁川港外の永宗島(えいそうとう/ヨンチョンド)に開港。従来は、ソウル西方郊外にある金浦(きんぽ/キムポ)国際空港が首都の国際空港として稼動してきたが、増大する航空輸送需要に対応するため、1992年本空港の建設が始まった。仁川国際空港、インチョン国際空港、ソウル新国際空港ともよばれる。24時間運用の海上空港。空港敷地面積1174ヘクタール。長さ3750メートルの滑走路が2本、4000メートルの滑走路が1本ある。2014年の利用旅客数は4551万2099人、貨物量255万7681トン、発着回数29万0043回。東アジアの国際ハブ空港(拠点となる空港)として拡大工事が進行中。将来的には年間1億人の旅客と700万トンの貨物の輸送を目ざし、4000メートル級滑走路をもう1本建設の予定。ソウル市内および金浦空港とは、高速道路が通じる。
なお、本空港開港に伴い、金浦国際空港は国内線専用となった。
[編集部]
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