タレンツム(その他表記)Tarentum; Taras

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タレンツム」の意味・わかりやすい解説

タレンツム
Tarentum; Taras

ギリシア名タラス。南東イタリア,サレンティナ半島上の古代都市。現タラント。前 706年以前からスパルタラコニアメッサピイ人を駆逐してタラス河口に植民市を建設,メガレヘラス (マグナグラエキア) の主要都市として発展し,植民活動も行なった。哲人アルキュタスのもとで前4世紀に最盛期を迎えたが,数次の戦乱を経て前 272年ローマ服属。第2次ポエニ戦争ではハンニバルの手に落ちたが,前 209年再びローマに占領,略奪された。その後ローマ都市として復興したが,衰退し,6~10世紀にゴート人,ビザンチン帝国ランゴバルド族アラブノルマン人に次々と占領された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む