ターボポンプ

化学辞典 第2版 「ターボポンプ」の解説

ターボポンプ
ターボポンプ
turbo pump

羽根車を回転させて流体エネルギーを与え,流体を低いところから高いところに揚げるポンプ.ポンプとして一番多く用いられている形式である.ターボポンプには,流体を半径方向に流す遠心ポンプ(渦巻ポンプ),軸の斜め方向に流す斜流ポンプ,軸方向に流す軸流ポンプがある.遠心ポンプは遠心力によって高圧を得ることができる.軸流ポンプは高圧力を得ることはできないが大量の流体を送ることができる.斜流ポンプは両者中間である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のターボポンプの言及

【ポンプ】より


【ポンプの種類】
 ポンプの形式は非常に多いが,作動原理や構造によって図のように分類される。
[ターボポンプ]
 吸込管と吐出管をもつ容器(ケーシング)内で羽根車(インペラー)を回転させることによって,液体にエネルギーを与える形式のポンプの総称。そのうち,インペラーから吐き出される流れが主として主軸に垂直な面内にあるものが遠心ポンプである。…

※「ターボポンプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む