改訂新版 世界大百科事典 「ダクロン」の意味・わかりやすい解説
ダクロン
Dacron
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翻訳|Dacron
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… イギリスでウィンフィールドJ.R.WhinfieldとディクソンJ.T.Dicksonが発明し,50年にICI社が企業化したポリエステル繊維は,衣料用として優れた性質を有することがわかり,今日では世界で最も多く製造される合成繊維となった。イギリスではテリレンTerylene,アメリカではダクロンDacron,日本ではテトロンTetoronの商標で売られたが,多くの会社で作られるようになり,ポリエステルと一般的に呼ばれている。 羊毛に似た感触をもつアクリル繊維は,50年にデュポン社で商業生産が始まり,その後世界各国で生産されている。…
…略称PET。イギリスのICI社,アメリカのデュポン社によって,それぞれテリレンTerylene,ダクロン(デークロン)Dacronの商品名で,繊維として初めて工業化された。日本ではテトロンTetron(帝人,東レの商品名)として知られている。…
… イギリスでウィンフィールドJ.R.WhinfieldとディクソンJ.T.Dicksonが発明し,50年にICI社が企業化したポリエステル繊維は,衣料用として優れた性質を有することがわかり,今日では世界で最も多く製造される合成繊維となった。イギリスではテリレンTerylene,アメリカではダクロンDacron,日本ではテトロンTetoronの商標で売られたが,多くの会社で作られるようになり,ポリエステルと一般的に呼ばれている。 羊毛に似た感触をもつアクリル繊維は,50年にデュポン社で商業生産が始まり,その後世界各国で生産されている。…
…火薬事業への依存度の低下,利益の再投資という長期目標のもとで,火薬製造のノウ・ハウを生かしニトロセルロースなどの研究開発に力を注ぐとともに,17年のHarrison Brothers and Co.,28年のGrasselli Chemical Co.,30年のRoessler and Hasslacher Chemical Co.,33年のレミントン兵器会社などの買収を通じて,染料,合成樹脂,塗料などと事業を多角化していった。これらの結果,39年に世界初の合成繊維ナイロンの工業化に成功,次いで51年にアクリル繊維〈オーロン〉,52年にはポリエステル繊維〈ダクロン〉を開発した。さらにプラスチックや合成ゴムなどの新製品を開発して事業内容を拡大し,20世紀の中ごろには世界最大の化学会社となった。…
…略称PET。イギリスのICI社,アメリカのデュポン社によって,それぞれテリレンTerylene,ダクロン(デークロン)Dacronの商品名で,繊維として初めて工業化された。日本ではテトロンTetron(帝人,東レの商品名)として知られている。…
※「ダクロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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