コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

チェスキー・クロムロフ Cesky Krumlov

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チェスキー・クロムロフ
Cesky Krumlov

チェコ南部,チェスケーブジェヨビツェの南西約 20kmにある町。ブルタバ川がS字形に蛇行して島のように残された台地の上の旧市街と,その北側対岸に 13世紀後半に建てられたチェスキー・クロムロフ城およびラトラン地区からなる。 14~16世紀にこの地を治めた封建貴族の保護と振興策によって手工業と商業で栄えた町には,後期ゴシック様式とルネサンス様式の建物が残る。旧市街には中央のスボルノスティ広場に面して後期ゴシック様式の聖ビート聖堂が建ち,隣接するかつてのイエズス会神学校の寮はホテルとなって残っている。チェスキー・クロムロフ城は 16世紀にルネサンス様式に改築されたのち,18世紀半ばロココ様式の「仮面の間」の壁にカーニバルの情景がトリックアート形式で描かれた。町は近代化の波に乗り遅れ,第1次世界大戦前は存続さえ危ぶまれたが,1989年の民主化を契機に修復が急ピッチで進められ,にぎわいを取り戻した。城を中心とした地域は 1992年世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android